手塚治虫 「ブッダ」

手塚治虫の「ブッダ」を読了した.「ブッダ」は,仏教の開祖シッダルタの僧としての生涯を描いた仏教のストーリーである.活字の本よりもダイレクトに伝わってくるものがある.さまざまな人の感情が描かれているので,自分と照らし合わせて考えさせられるシーンが多い.予想以上に生々しいシーンが多く衝撃を受けた.ブッダは,いかなる状況においても落ち着いて笑顔で話されていることが印象的だった.最近イライラしたときは,ブッダの顔を思い出す.

記憶に残る台詞は,「この世の中はどんなものでも,なんかお互いにつながりを持っているものだ.それは一生つづく.(中略)同じつながりを持つのなら,(中略)自然にまかせたらどうだね.」である.どのようしたら,私は自然にまかせることができるのだろうと思う.


ブッダ全12巻漫画文庫
ブッダ全12巻漫画文庫
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手塚 治虫
潮出版社
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